会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2024年1月16日

東京消防庁が出初式 EV救急車など最新車両も披露

東京消防庁は6日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で出初式を行った。「令和6年能登半島地震」を受けて大阪市や名古屋市など複数の消防局で出初式が中止される一方で、東京消防庁は「防災について今一度考えていただく機会、万全な『備え』につなげていただきたい」と考え、内容を一部変更し実施。式典の冒頭、今回の地震で亡くなられた方々への黙とうが捧げられた。

職員ら約2700人が参加し車両約120台を出展。被災地で消火活動に携わる車両と同型の水槽付ポンプ車や普通ポンプ車、東京消防庁が被災地に投入した機体と同じ消防ヘリも登場した。消防演技では地震発生による家屋倒壊現場などが再現され、救助活動の様子が披露された。

能登半島地震では、建物倒壊や土砂崩れによる生き埋め被害が多数発生した。こうした現場では資材搬送車などに瓦礫撤去に使う専用器具などを積載して現場に向かい救助活動にあたるケースがある。大規模な倒壊現場では、自走式クレーンや重機搬送車にショベルカーを積載して被災地に赴き、救助活動に尽力することがあるという。

吉田義実消防総監は「当庁もエアハイパーレスキュー(航空消防救助機動部隊)を中心とする部隊を派遣しているところだ」と能登半島地震への対応について語った。

カテゴリー 社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月15日掲載