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2018年1月5日

自動運転走行 ラストワンマイルへ挑む 愛知県の3市で実証実験

高齢者の近距離の移動手段の提供で昨年、愛知県内の豊田、春日井、瀬戸の3つの市で、アプローチの違うさまざまな実験が行われた。

豊田市足助地区では1人乗り超小型電気自動車「コムス」(トヨタ車体製)で公道での自動運転走行を実施。春日井市では高齢化が進む高蔵寺ニュータウンで電動車いす「WHILL(ウィル)」を使った歩行者支援を実施。瀬戸市では菱野団地で低速電動バス「eCOM8」を使って無料バスを走らせた。

技術革新で開発が進む次世代型の乗り物で「ラストワンマイル」の移動手段を提供しようとする自治体。乗りやすさを訴求し初乗り距離を短くしてきたタクシーの「ラストワンマイル」対応が注目される。

豊田市足助地区で11月、名古屋大学COIが「ゆっくり自動運転」の名称で約600mの距離で自動運転実験を公開した。

春日井市高蔵寺ニュータウンは、昨年11月、市とトヨタ自動車が歩行者支援モビリティサービスの実証実験を行った。ニュータウンにある大型商業施設と藤山台地区を結ぶコースを設定、電動車いすを使って無料で閉鎖区域で乗車体験、有料で実際に団地内の歩道を走行するメニューで実験をおこなった。

瀬戸市菱野団地では、昨年7月~12月まで自治体による無料の「住民バス」が運行され、団地内を3つのエリアに分け、団地内の商店街を中心に2ルートを設定、運行した。

 

東京交通新聞1月1日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全,社会貢献
主催者

豊田市、春日井市、瀬戸市

開催地 豊田市足助地区、春日井市高蔵寺ニュータウン、瀬戸市菱野団地
対象者 自動車業界