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2023年12月04日

自動車議連、新会長に甘利氏選出 10年ぶりトップ交代

自民党の自動車議員連盟は1日、衆議院第一議員会館(東京都千代田区)で総会を開き、新会長に甘利明前幹事長が就く人事案を承認した。議連の幹事長には茂木敏充幹事長が、会長代理には塩谷立氏がそれぞれ就く。衆議院議長に就いた額賀福志郎前会長は最高顧問に就く。自動車議連のトップ交代は10年ぶりだ。

甘利新会長は「私の使命は(議連の)会員と協力しながら、昔も今もこれからもモビリティ産業が日本の産業界をリードし、新しい価値を創造する産業界として永遠に栄えていくようにサポートしていくことだ」と就任の抱負を述べた。

甘利会長は、議連が昨年11月に新設した「モビリティを軸に成長する未来社会を考える会」の会長も務める。中・長期視点に立った自動車産業の成長戦略や政策の方向性などを議論し、日本経済団体連合会(経団連)のモビリティ委員会などとも連携しながら産業政策を立案し、政府・与党に提案する役回りだ。

塩谷会長代理は「自動車産業がモビリティ産業へと大転換期を迎えている中、これからの新しい時代に向かって、われわれはしっかりと新たな推進役として努力しなければならない」と語った。

茂木幹事長は、今後の自動車関係諸税について「(日本の自動車産業が)競争力を強化し、新たなモビリティ社会にふさわしい税体系にするための議論を深めていく必要がある。恐らくこの1、2年が勝負になる」と述べた。

総会の冒頭、先月10日に急逝した細田博之前衆院議長に対し、出席者全員で黙とうした。細田氏は自動車議連で幹事長など要職を歴任していた。

カテゴリー 人事
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月2日掲載