2023年11月15日
ジェイテクト 介護向け製品の説明会、負担軽減に車の知見
ジェイテクトは7日、11月11日の「介護の日」を前に、同社の介護向け製品の説明・体験会を愛知県刈谷市で報道機関向けに行った。同社は高齢社会における介護負担増といった社会課題解決のため、電動パワーステアリングで培った制御技術などを生かして2021年に介護向け製品を発売した。今後も「人と機械が調和して動く技術」を強みに、新製品やサービスを生み出していくとしている。
介護専用アシストスーツ「J―PASフレアリー」は中腰での介助作業などで作業者の動きを補助する製品で、オムツ交換で約94%の負担低減効果があるという。約2㌔㌘と軽いことも介護現場で好評で、100カ所以上の施設で導入されている。介助用車いす電動アシストユニット「軽e(かるいー)」は日進医療器の車いすに装着するユニットで、センサーで傾斜やグリップの押し・引きを検知して車いすの操作を補助する。
新規事業では採算性が課題となるケースもある。アクティブ・ライフ事業部の尾崎光晴部長は「ここ数年に黒字に持っていきたい」と語った。
カテゴリー | 社会貢献 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞11月9日掲載