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2023年11月01日

マツダ ロータリーエンジン累計生産200万台達成、コスモスポーツ初搭載

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、ロータリーエンジン搭載車の累計生産台数が200万台*1に達したことを10月30日発表しました。

 

マツダ コスモスポーツ
マツダ コスモスポーツ
e-SKYACTIV R-EVのローター
e-SKYACTIV R-EVのローター

ロータリーエンジン(以下、RE)は、三角形のローターが回転することによって動力を生む独自の構造をもつエンジンで、マツダは1967年に導入した「コスモスポーツ」にREを初めて搭載。その後も長年にわたりREを量産する唯一の自動車メーカーとして、出力、燃費、耐久性などの性能向上に取り組んできました。マツダは今年6月に、「MAZDA RX-8」の生産を2012年に終了して以来約11年ぶりに、RE搭載車の量産を再開し、このたび、12車種目のRE搭載車種として「MAZDA MX-30 Rotary-EV」をまもなく導入します。

今回の200万台達成を受けて、取締役専務執行役員の向井 武司(むかい たけし)は次のように述べています。

「マツダの歴史において、『飽くなき挑戦』を象徴する特別な存在であり、世界中のお客さまに愛されてきたREの生産に再び大きな火が灯りました。RE搭載車をご購入いただいた多くのお客さまやファンの方々、開発・生産に携わっていただいたお取引先さまなど、これまで支えていただいたすべての皆さまに心から感謝申し上げます。今後も、『飽くなき挑戦』の精神を受け継ぎ、電動化の時代においてもお客さまにワクワクしていただけるような魅力的なクルマをお届けしてまいります」

マツダは、今後も「ひと中心」の価値観のもと「走る歓び」を進化させ続け、お客さまの日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」をお届けしていくことを目指してまいります。

マツダ:ロータリーエンジンの沿革

1961年7月

NSU社/バンケル社と技術提携

1967年5月

ロータリーエンジン完成発表、「コスモスポーツ」発売

1968年7月

「ファミリア ロータリークーペ」発売

1969年10月

「ルーチェ ロータリークーペ」発売

1970年5月

初代「カペラ」ロータリーシリーズ発売

1971年9月

「サバンナ」発売

1972年11月

2代目「ルーチェ」ロータリーシリーズ発売

1973年6月

ロータリーエンジン車生産累計50万台達成

1974年2月

2代目「カペラ」発売

1974年4月

「ロータリーピックアップ」を北米で発売(日本名:プロシード)

1974年7月

「パークウェイ ロータリー26」発売

1975年4月

「ロードペーサー」発売

1975年10月

2代目「コスモ(コスモAP)」発売

1977年10月

3代目「ルーチェ(ルーチェレガート)」発売

1978年3月

初代「サバンナRX-7」発売

1978年11月

ロータリーエンジン車生産累計100万台達成

1981年11月

3代目「コスモ」および4代目「ルーチェ」のロータリーシリーズ発売

1985年10月

2代目「サバンナRX-7」発売

1986年4月

ロータリーエンジン車生産累計150万台達成

1986年9月

5代目「ルーチェ」発売

1990年4月

4代目「コスモ(ユーノスコスモ)」発売、3ローターRE搭載

1991年6月

「マツダ787B」が第59回ルマン24時間レースで総合優勝

1991年12月

3代目「RX-7(アンフィニRX-7)」発売

2002年4月

「RX-7」最後の限定車「スピリットR」シリーズを発売

2003年4月

「RX-8」発売

2011年11月

「RX-8」最後の特別仕様車「スピリットR」を発売

2012年6月

「RX-8」生産終了

2023年6月

「MAZDA MX-30 Rotary-EV」生産開始

2023年10月

ロータリーエンジン搭載車累計生産200万台達成

  • *1 累計生産台数は自社調べ
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,白書・意見書・刊行物
主催者

マツダ

対象者 自動車業界
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