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自動車産業インフォメーション

2023年10月26日

スーパーカーやアフターマーケット製品も 流通関連企業・団体も多数出展

26日に開幕する「ジャパンモビリティショー2023」には、自動車の流通関連の企業や団体が多数出展している。この中で注目の一つが、スーパーカーだ。手が届きにくい憧れのモデルを間近で見られる機会だけに、多くの来場者の注目を浴びそうだ。また、日常のカーライフを豊かにするアイデアを体現するアフターマーケットならではの製品をアピールするブースも目立つ。同ショーは自動車産業の枠を越えたイベントを目指しているが、流通・アフター関連では〝車の楽しさ〟を伝える展示が目立っている。

日本スーパーカー協会(須山泰宏代表理事)は、協力企業とともに20台超を集めたコラボレーション企画を実施する。ブースにはランボルギーニやフェラーリといった高性能スポーツカーを並べた。こうしたモデルは多くの世代で人気な一方、海外メーカーが出展する事例は減っている。同協会がさまざまなスーパーカーを集めたことで、モーターショーらしいイベントづくりに貢献している。

約26年ぶりに出展する日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)も、外国メーカー車の盛り上げに力を入れる。会員企業のルノー・ジャポン(小川隼平社長、横浜市西区)の協力を得てSUV「アルカナ」など計3台の電動車を展示。輸入電動車の普及促進に向けたパネルも置き、輸入車のブランドイメージの強化に取り組む方針だ。

また、搭乗型ロボットを開発しているツバメインダストリ(吉田龍央代表、東京都江戸川区)が展示するロボット電気自動車(EV)も、来場者の関心を集めそうだ。

前身の東京モーターショーで人気を集めた玩具メーカーのタカラトミーも、引き続き出展。今回もミニカー「トミカ」のコーナーなどに、多くの人が集まるとみられる。その隣にはネッツトヨタ兵庫(西村卓也社長、神戸市中央区)が、自動車レース「GR86/BRZカップ」に参戦している車両を展示する。

カー用品のカーメイトは、新技術を用いたドライブレコーダーに加え、レジャーなどで使えるコンシェルジュロボットを通じ、モビリティを通じた新たな生活のあり方などを提案する。洗車関連の商品やサービスを手掛けるキーパー技研は今回が初出展。車体を守るコーティングを施した車両をブースに置き、技術力をアピールする。日本RV協会(JRVA、荒木賢治会長)は、初登場のキャンピングカーエリアに計34台のキャンピングカーを展示する。

コンセプトが大きく変わったジャパンモビリティショー。新たな試みを取り入れるなどコンテンツの充実に力を入れている流通関連の企業や団体も見どころの一つとなっている。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月26日掲載