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2023年10月12日

4~9月の外国メーカー車販売4%増 EVはシェア過去最高

日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が5日発表した2023年度上期(4~9月)の外国メーカー車新規登録台数は、前年同期比4.7%増の12万1247台だった。上期として2年ぶりに前年実績を上回ったほか、22年度下期(10~3月)に続いてプラスを維持した。輸入車を運ぶ海上輸送の安定が追い風となり、新車の供給力が改善したことが奏功した。

また、輸入電気自動車(EV)は同94.5%増の1万968台に伸長。外国メーカー車に占めるEVシェアが同4.1㌽増の9.0%となり、年度半期ベースで、過去最高を更新した。

23年度上期の登録車に占める外国メーカー車のシェアは同1.4㌽減の8.5%だった。輸入車以上に、国産車の供給が改善したことが影響したとみられる。また、8月を除き、すべての単月実績が前年同月を上回った。

価格帯別では400万円以上1千万円未満が同13.8%増の6万9892台で3年連続のプラス。1千万円以上は同29.2%増の1万8025台で、2年ぶりに前年を超えた。一方、400万円未満は同21.3%減の2万7136台となり、2年連続で前年割れした。

乗用車のブランド別では、メルセデス・ベンツが同4.3%増の2万4483台で最多。BMWが同16.3%増の1万6812台、フォルクスワーゲン(VW)が同2.9%増の1万6305台と続いた。

日本メーカー車を含む輸入車全体は同3.9%増の15万933台で、2年ぶりの前年超え。このうち日本メーカー車は同0.8%増の2万9686台で、2年ぶりに前年同期を上回った。一方、23年9月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比3.3%増の2万6955台で、2カ月ぶりのプラスだった。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月6日掲載