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2023年10月12日

トヨタ 新型SUV「クラウンスポーツ」発表、シリーズ第2弾

トヨタ自動車は6日、スポーツSUV「クラウンスポーツ」を発表した。クラウンシリーズの第2弾で、11月ごろに発売する。排気量2.5リットルのハイブリッド機構を搭載し、躍動感のあるデザインや車内空間の快適性、クラウンらしい走行性能を実現した。プラグインハイブリッド(PHV)モデルも12月ごろに発売する。月販700台を見込む。スポーツの発売に合わせ、すべてのクラウンシリーズを展示する旗艦店「THE CROWN」(ザ・クラウン)の展開も始める。

16代目となるクラウンは、2022年9月発売の「クロスオーバー」を皮切りにスポーツなど4車種を展開する。「セダン」は11月ごろ、「エステート」は23年度内に発売する予定だ。6日に都内で開いた関連イベントで清水竜太郎チーフエンジニアは「ライフスタイルやクルマに求められるものが多様化している。ユーザーに寄り添い、深く考えながら開発した」と語った。

スポーツに搭載する2.5リットルハイブリッドシステムは、「クロスオーバー」と同様のパワートレインを採用。燃費は21.3キロメートル/リットル(WLTCモード)。外観はDピラーからリアタイヤにかけてフェンダーを大きく張り出し、ダイナミックかつ低重心な印象を持たせるデザインとした。室内音を反射する「調音天井」を初採用し、乗員同士の会話をしやすくした。価格は590万円(消費税込み)。堤工場(愛知県豊田市)で生産する。

プラグインハイブリッドシステムは、新開発の大容量リチウムイオン電池を搭載する。車内空間を確保しながら、電気自動車(EV)走行での航続距離を伸ばしたという。数値は12月に公表する。

クラウン旗艦店のザ・クラウンも6日に開業した。まず、ウエインズトヨタ神奈川と福岡トヨタの2店舗で開業し、23年度中に愛知トヨタ、24年度中に千葉トヨタ、トヨタモビリティ東京でも展開する。旗艦店だけで購入できる特別仕様車も販売する。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月6日掲載