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2023年10月11日

埼玉工業大学 自動運転バスを東京・西新宿で初走行、一般乗車も

埼玉工業大学(埼工大、内山俊一学長、埼玉県深谷市)の自動運転バスが、東京・西新宿エリアで走行を開始した。東京都都市整備局が自動運転車の社会実装に向けて展開する「令和5年度自動運転社会を見据えた都市づくりに関する調査検討業務委託」に車両を提供するもの。埼工大のバスが都内公道を走行するのは初めて。運行は13日までの予定で、一般乗車も受け付ける。

同業務委託では、パシフィックコンサルタンツ(大本修社長、東京都千代田区)が全体運営管理を受託し、京王バス(丸山荘社長、東京都府中市)が運行事業者となり自動運転バスを走らせる。車両は埼工大・自動運転技術開発センターが中型路線バス(全長9㍍)の日野「レインボーⅡ」をベースに開発。法定速度の時速50㌔㍍以下で、自動運転「レベル2」(特定条件下での自動運転機能)で走行する。2~13日にかけて、5日と10日を除く10日間運行する。

コースは、新宿駅西口(地下)を起点として、新宿副都心四号街路を通り起点に戻る約2・0㌔㍍で、都庁循環の路線バス(CH01)と同一経路となる。平日は午前10時~午後4時の間に32分間隔で計12便、土日祝は午後1時30分~4時の間に30分間隔で計5便の運行を予定する。

一般乗車は京王電鉄が運営するMaaS(サービスとしてのモビリティ)サービス「TAMa―GO」ホームページおよび無料通信アプリ「LINE(ライン)」公式アカウントでの予約が必要だ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月6日掲載