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2023年10月06日

4~9月の車名別新車販売ランキング 「N-BOX」が2年連続トップ

2023年度上期(4~9月)の車名別販売(登録車と軽自動車の合計)で、ホンダ「N―BOX(エヌボックス)」は上期として2期連続の総合首位だった。全面改良を控えながら完成度の高さで高い人気を保った。単月実績ではトヨタ「ヤリス」に首位を奪われる月もあったが、上期では首位を守った。

日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が5日、車名別新車販売台数をそれぞれ発表した。総合首位のエヌボックスは前年同期比15・6%増の10万409台。安定した人気と車両供給が噛み合って販売を伸ばし、全車種中で唯一の10万台超えを果たした。下期(10月~24年3月)も新型車効果で独走を狙う。

2位のヤリスは同12・1%増の9万4443台だった。6、7月の単月実績では総合首位に立ったが、エヌボックスに一歩及ばなかった。

登録車ランキングでは、23年から国内供給が増えているトヨタ車が上位10車種中、8車種を占めた。23年1月発売の新型「プリウス」は約3・8倍の5万4005台で4位となり、上期としては4年ぶりにトップ5入り。トヨタ車以外では、日産自動車「ノート」が6位に、同「セレナ」が8位に入った。

軽のランキングでは、22年秋の一部改良以降、人気が高いダイハツ「タント」が同89・7%増の7万3493台を販売した。受注残の解消が進んだスズキ「ムーヴ」も好調だった。日産の軽電気自動車(EV)「サクラ」の販売台数は同37・3%増の1万7773台だった。

23年9月の総合ランキングは、エヌボックスが2カ月連続となる総合首位。各社の生産が安定しつつあることもあり、上位10車種すべてが前年実績を上回った。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月6日掲載