岐阜県自動車会議所(田口隆男会長)と岐阜県交通安全協会(同会長)は、岐阜市の岐阜県自動車会館で「第58回岐阜県自動車交通事故防止大会」を開催した。県内の自動車関連団体の役員や来賓ら約70人が出席し、交通安全を祈願した。

大会では、秋の全国交通安全運動における交通事故防止に向けた取り組みを決議した。岐阜県自動車販売店協会の加藤元康会長が①交通弱者の安全に配慮した思いやりのある運転②ゆとりのある運転③飲酒運転根絶の推進―などの決議案を読み上げ、参加者全員が承認した。

今年の岐阜県の交通事故死者数は前年よりも減少しているが、交通事故数は増加傾向にある。高齢者が絡む事故が全体の8割を占め、高齢者の交通安全対策が必須となっている。田口会長はあいさつで「交通事故が1件でもなくなるよう、一致協力して交通事故防止活動に取り組んでいただきたい」と述べた。