2023年9月29日
マツダ 10月から東広島市で地域活性化プロジェクト
マツダと広島県東広島市、博報堂は26日、東広島市の福富地区で10月から地域活性化プロジェクトを始めると発表した。里山の再生や地域内の交流活性化などを通じ、地域貢献に取り組む。モビリティ分野では、地域の移動サービスの実証やリユースバッテリーの活用などを検討する。
3者は2021年12月に連携協定を締結している。同協定に基づくプロジェクトを本格的に始める。福富地区は水源の街で、自然が豊かなことを特徴としている。ただ、今後は人口維持などを課題として抱えていることから、地元企業のマツダが支援に携わる。
今回の「里山から福富のみらいを創るみらいの里山プロジェクト」の拠点の一つとなる「福富みらいベース」(旧竹仁小学校、26年から運用開始予定)には、太陽光発電設備を設け、拠点や地域交通システムへの電力供給を行う。マツダ車を使った電気自動車(EV)のシェアリング(25年以降に運用予定)や微細藻類を使った燃料抽出などを行う。これまでの取り組みで得た知見を活動にも生かしていく。
プロジェクトを手掛ける生活デザイン・工学研究所の西山雷大所長(マツダ特別顧問)は、「今後も取り組みに賛同してもらえる人を増やしていきたい」と語った。マツダなどの3者に加え、ベンチャー企業のジーンリーフと近畿大学工学部建築学科谷川研究室もメンバーに加わった。
カテゴリー | 社会貢献 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞9月27日掲載