2023年9月25日
日本自動車工業会会見 ジャパンモビリティショー「400社超で未来をつくる」
日本自動車工業会(豊田章男会長)は21日、定例会見を開いた。豊田会長は、10月に開く「ジャパンモビリティショー」について「自動車業界だけではなく、使っていただく方、利用される方、みんなで未来はつくっていくもの。今回のショーでそういう問題提起をする」と狙いを改めて説明した。出展企業について「これから未来をつくるところに参加したい人にも『この指止まれ』と言ったところ、過去に例のない400社を超える企業が参加する点にも注目してもらいたい」とも語った。
会見には豊田会長のほか、内田誠副会長、三部敏宏副会長、鈴木俊宏副会長、日髙祥博副会長、片山正則副会長、佐藤恒治副会長、永塚誠一副会長が参加した。
ジャパンモビリティショーについては、内田副会長も「新たな取り組みとして水素エネルギーを使ってアーティストやお笑いのライブを行う。ぜひ日本の未来のために応援いただきたい」と語った。
また、ビッグモーター(和泉伸二社長、東京都港区)による一連の問題について、三部副会長は「業界全体の信頼を失いかねない重大な問題だ」と述べ、自工会各社でも法令順守を最優先に適正な整備事業を推進していく方針を示した。
原材料価格の高騰による価格転嫁については、鈴木副会長が「取引先とコミュニケーションを深める必要があるが、数が多いため、浸透はしにくい」と語った。このため、日本自動車部品工業会など他団体などと協調した活動を粘り強く進める方針を示した。
また、来年の5月で任期を迎える豊田会長の後任については、日髙副会長が「誰がやるかではなく何をやるかだ」とし、自工会で取り組む協調領域を整理した上で、次の体制を決めていくとの姿勢を示した。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞9月22日掲載