全国共済農業協同組合連合会（ＪＡ共済連、柳井二三夫代表理事理事長）は、２１日から始まる秋の全国交通安全運動に合わせて、人気アニメ「名探偵コナン」を起用して交通事故の未然防止を呼び掛けている。人気アニメキャラクターを起用したキャンペーンで、子どもを中心に幅広い世代に交通安全の大切さを伝える狙い。

特設サイトには、交通安全にまつわる〝謎解き〟の問題を６題用意した。回答すると、アクリルスタンドやエコバッグなどのオリジナルグッズが抽選で当たる仕組みで、交通安全やルールについて楽しみながら学んでもらう。

１８日からは東京や大阪など全国６カ所の主要駅に、名探偵コナンのキャラクターが登場するポスターの掲示も始まった。〝ながらスマホ〟の防止や自転車乗車時のヘルメット着用などを呼び掛ける。

警察庁によると、２０２３年上半期（１～６月）の全国での交通事故の死者数は１１８２人で、前年同期比で２４人増加した。上半期で増加に転じたのは、１３年以来１０年ぶりで、交通安全やルールの再認識が強く求められる。秋の全国交通安全運動は３０日まで。

日刊自動車新聞9月20日掲載