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2023年9月15日

「ネコバス」が現実に! スタジオジブリ監修、トヨタ製作

愛知県とトヨタ自動車、モネテクノロジーズ、豊栄交通、スタジオジブリの5者は、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)内で、スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした「APMネコバス」を2023年度内に運行開始することに合意した。導入台数は5台で、運行期間は約2年間。公園の外周通路約2・4㌔㍍の一部区間での運行を検討する。

スタジオジブリの意匠提供・監修のもと、トヨタが車両を製作した。県が車両を賃借し、モネ社が豊栄交通とともに運行を担当する。9月下旬以降、運行スタッフの募集を始め、24年3月の運行開始を予定する。愛知県の大村秀章知事は「動くネコバスというオンリーワンの乗り物を楽しんでほしい」とPRした。

ベースとなるトヨタ「APM(Accessible People Mover)」は、短距離・低速型の電気自動車(EV)。最高時速は約19㌔㍍で、定員は6人。3列シートで車いす利用時は2列目の折り畳みが可能だ。トヨタの山本圭司シニアフェローは「宮崎吾朗監督(スタジオジブリ常務取締役)に指導いただき、つや消し塗装やシートの表面にもこだわった」と述べた。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞9月15日掲載