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2023年9月11日

損保業界が防災イベント 関東大震災から100年、災害の記憶伝える

関東大震災から100年の節目を受け、損害保険会社が関連イベントなどを行っている。あいおいニッセイ同和損害保険は、同社が持つ関東大震災の「画報」(刷り物のニュースのようなもの)などの展示会を開催中。日本損害保険協会の新納啓介会長は、谷公一防災担当相との対談の動画を公開した。

同社が東京・八重洲で開いている「伝える―災害の記憶―資料でたどる災害今昔展 関東大震災100年」。ここでは同社の前身の一つ、同和火災海上保険の初代社長が集めた関東大震災と、安政大地震(1855年)の画報など18点を展示している。貴重な資料を公開することで、防災について考えるきっかけとする狙い。会期は24日まで。

東京海上日動火災保険は鹿島建設と共同で、東京・山手線内で初の強震観測施設の設置(2カ所)を支援した。防災科学技術研究所が運用しているもので、1日から正式な観測を始めた。

損害保険ジャパンは1日、東京・日本橋のビル内に「ジャパンダの防災博物館」を開設し、同社の災害対応や防災グッズの展示をしている。三井住友海上火災保険は専業代理店が主体となり、顧客の自宅を訪問し、家具の固定状況などの防災チェックを実施している。

また、損保協が公開している谷防災担当相との対談動画では、「災害大国日本」が誇る制度として、地震保険の紹介などをしている。

カテゴリー 社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞9月9日掲載