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2023年8月28日

日刊自連載「世の中に広がってほしいグッドパートナーシップ事業」(16)CNホールディングス

千葉日産と日産プリンス千葉を中核とするCNホールディングス(横田好之社長、千葉市中央区)は、設立10周年を機に、2019年から千葉県内の保育園や幼稚園に「お散歩カー」の寄贈を行っている。初年度は保育園100カ所に100台を、寄贈先の最寄りのグループ販社拠点スタッフが直接持参した。翌年からは年間25台の寄贈を続けている。

同社は09年7月に、千葉日産が主導する形で関連9社が統合し誕生した。10周年を迎えるにあたり、社内で記念事業を検討するプロジェクトチームを編成。経営理念である「地域社会に貢献する」事業を検討する中で、「少子高齢化社会の支え手の一つである保育園に対する支援を通じて地域社会に貢献したい」という考えから、地域の未来を担う子供達を支援するため、お散歩カーの寄贈を決めた。

お散歩カーは、保育園や幼稚園で幼児を安全に移動させるための大型ベビーカー。まだ歩行に慣れていない1歳児などの散歩に利用されている。そのほか、地震や津波などの非常時の避難などにも活用される。

同社が寄贈したお散歩カーは皇室への納入実績がある五十畑工業社製。ブレーキ付きで折り畳めるのが特徴で、乳幼児4~6人の乗車が可能だ。寄贈を受けた保育園や幼稚園の関係者は「とても軽量で使いやすい」「今あるお散歩カーが古くて重いので、扱いやすい最新のお散歩カーは大変助かる」などと好評だ。

また「待機児童、所得格差、貧困など保育の現場を取り巻く環境は厳しい。今回の寄贈は現場を担う職員にとって大きな励みになる」という声も寄せられており、それぞれの寄贈先で役立てられている。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞8月25日掲載