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2023年8月21日

日刊自連載「世の中に広がってほしいグッドパートナーシップ事業」(15)ネッツトヨタニューリー北大阪

ネッツトヨタニューリー北大阪(小西敏仁社長、大阪府豊中市)は、100年住み続けられる街づくりを目指し、地域の課題に対するさまざまな活動を行っている。顧客の声がきっかけとなった婚活事業や子ども食堂への支援、脱炭素都市を目指した電力関連事業の立ち上げなど幅広い。すべては「お客さまの困りごとを解決する」という顧客との関係強化に通じているのが特徴だ。

2020年10月に立ち上げた婚活事業は、営業スタッフが息子のようにかわいがってもらった顧客との関わりがきっかけ。「結婚したかったができなかった」という声に向き合った結果、日本結婚相談所連盟に加盟し、結婚相談所「とよ婚」を開設した。「ですぎた結婚相談所」をスローガンに、専属コンシェルジュが他の相談所よりも〝おせっかい〟なのが特徴という。結婚したいものの一歩が踏み出せない人への支援も強化していく方針だ。

小西社長が地域の企業を取材してホームページで公開している「トップインタビュー」に端を発するのが、地域の孤立を防ぐ活動。地域に根差した企業として、社会人引退者や子どもなど、地域の社会的な孤立を防ぐ取り組みを始めた。

豊中市の社会福祉協議会に地域のニーズをヒアリングし、同協議会からの要請を受けて、22年10月から豊中店で地域の子ども食堂のクリスマスパーティーのために「カレー100食支援」を行っている。同社の取り扱い商品である「トヨタ博物館カレー」を販売し、売れた同数を子ども食堂にプレゼントするという内容だ。単に寄付をするだけでなく、子ども食堂の認知向上にもつなげ、応援してもらう仕組みとしている。

このほか、豊中市とゼロカーボンシティーなどを目指した包括連携協定を結ぶとともに、太陽光パネルと蓄電池販売事業に乗り出した。次世代エネルギーの普及に率先して取り組むことで、未来を生きる子どもたちにとって住みやすい地域づくりにつなげている。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞8月18日掲載