日本自動車連盟（ＪＡＦ、坂口正芳会長）は、大雨などで道路上に放置された車両を移動する訓練を、警視庁や神奈川県警とともにＪＡＦ中央研修センター（東京都多摩市）で実施した。

全国のロードサービス隊員の中から選ばれた特別支援隊の隊員らが参加。台風による豪雨の影響で土砂崩れが発生し、走行中の車両が被害を受けたケースのほか、冠水によりエンジンが停止した状況を想定。車内に取り残された運転手を救助し、車両をレッカー移動する訓練に取り組んだ。

特別支援隊は２００４年に発足。運転技量や忍耐力、協調性などで高い評価を受けた隊員を選抜しており、現在、全国で１１２人を任命している。２３年６月に愛知県などを襲った大雨でも、被災地に派遣した。

日刊自動車新聞7月28日掲載