2023年7月28日

災害級の暑さを乗り越えろ！　エアコン効率高める用品に注目

全国的に猛暑となる中、カーエアコンの効果を高める用品にユーザーの注目が集まっている。気温によって車内が冷えるまでに時間がかかる。渋滞に巻き込まれると効き目が悪くなることが想定されることから、直射日光を抑えるマットなど車内温度の上昇を抑えるグッズが人気だ。

逆にエアコンが効きすぎることによる体調不良を防ぐため、吹き出し口に取り付けて送風を和らげる用品もある。サンシェードなど暑さ対策用品と併用すれば、さらに快適な車内環境を構築することができそうだ。

エアコンの効果を高めるダッシュボード用のマットを販売しているのが、豪州の「サンランド」ブランドの日本の総代理店のロングオータム（秋長豊代表、大阪府四条畷市）だ。フロントガラスから入る直射日光を遮断することで、ダッシュボードの熱吸収を防ぎ、車内温度の上昇を抑える。

炎天下の車内では、未装着時と比べて車内温度が最大２０度も変化するという。マット自体も耐熱性の高い仕様とすることで、高温下でも安全に使用できるようになっている。同社では７月、トヨタ自動車のＳＵＶ「ハリアー」専用品を発売した。

一方、エアコンから出る直風を和らげるアイテムを提案するのが、車載電子機器などを手掛けるインベス（戸倉敬介代表、東京都多摩市）。同社が取り扱っている車用エアコンガード「カゼコヌ」は、エアコンの吹き出し口にマグネットホルダーを取り受け、その上に本体を吸着して取り付ける。

本体部は網目状となっており、風の勢いを抑える設計とした。エアコンを苦手に感じる人は一定数おり、冷えすぎや肌の不快感、乾燥などを抑制する。本体は正方形と長方形の２種類ラインアップすることで、幅広い車種に対応している。

香りからアプローチするのは、カーメイト。同社の芳香剤「噴霧式フレグランスディフューザー」に、アロマオイルの瓶を吹き出し口に設置する「エアコン取り付けクリップ」を販売している。香りを車室内に広げるディフューザーがないユーザー向けに開発したもので、エアコンからの送風によって香りを拡散。車内の快適性を引き上げる。全２９種類のフレグランスオイルに対応しており、さまざまなユーザーの好みにも合わせられるのも特徴だ。

今夏は「災害級の暑さ」と言われる日も目立っている。炎天下の車内では、熱中症を防ぐためにエアコンの稼働が必須となる。車内の安全性を確保する上でもエアコンに焦点を当てたアイテムの重要性が高まりそう。また、エアコンが適切に稼働するように、日常点検も重要なポイントになるのは間違いない。