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2023年7月24日

日刊自連載「世の中に広がってほしいグッドパートナーシップ事業」(12)山形日産グループ

山形日産グループ(小関眞一社長)のSDGs(持続可能な開発目標)活動は幅広い。「社会の中の企業として地域と一緒に生きていくために地域を知る」(小関社長)ことが必要と、社員が体験を通して地域に貢献する活動を中心としているのが特徴だ。それによって社員の健康と働く環境を守りつつ、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)に向けた活動にもつなげている。

2017年、山形日産創立55周年記念事業としてスタートしたのが「ニッサンの森活動」だ。山形県や朝日町と「やまがた絆(きずな)の森協定」を締結し、同町のアサヒ自然観で、毎年春と秋に植樹や下刈り、遊歩道の整備を続けている。社員と家族、顧客らが参加し、地域との絆を深めている。活動開始から5年間の二酸化炭素吸収量は約796・5㌧と、着実に成果を上げてきた。

また災害時や停電時に利用可能な電気自動車(EV)の普及にも積極的に取り組んでいる。EVの電力を家庭用に活用するV2H機器の設置や活用方法を学ぶセミナーの実施のほか、県内市町村との災害連携協定、県へのEV無償貸与、EVを活用したまちづくり連携協定などに取り組んでいる。

高校生のものづくりに対する意識向上をねらい開催される「やまがた高校生ロボットコンテスト」や、子ども向けの仕事や社会の仕組みを学ぶイベント「キッズタウンやまがた」への支援など、未来の人材育成にも力を入れている。

このほか、山形県を代表する祭りなど地域行事への参加や、米作り「日産元気米プロジェクト」、その他サークル活動を通じて、社員の交流と健康を促進している。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月21日掲載