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2023年7月18日

日本自動車輸入組合 神戸で電動車展示イベント、11社・31台

日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)は14日、会員各社の電気自動車(EV)などの電動車を集めた展示イベントを神戸市中央区の旧居留地で開催した。ブランドの垣根を超え、会員11社が輸入電動車を計31台(二輪車を含む)並べている。関西地域での展示イベントの開催は2回目だが、前回は業界関係者向け。今回は一般公開に切り替えた。JAIAでは一般ユーザーへの情報発信を強化することで、輸入電動車の認知向上につなげる考えだ。会期は15日まで。

会場は繁華街で、観光客も多いエリアとなっている。ここに、フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、アウディブランドで17日に発売するEV「Q8イートロン」と「Q8スポーツバックイートロン」を展示した。中国・比亜迪(BYD)の日本法人、ビーワイディージャパン(BYDジャパン、劉学亮社長、横浜市神奈川区)も8月に受注を開始する予定のハッチバック車のEV「ドルフィン」を披露した。

また、電動車の普及に必要不可欠な充電インフラの関連事業者やリサイクル事業者も参加。輸入車ディーラーでも課題になっている整備士不足をテーマとしたブースも設けた。

開会式で上野理事長は「関西は外国メーカー車のシェアが高い府県が多く、輸入車業界にとって重要なエリア」とした上で、「神戸市や芦屋市は特に需要が高い」とし、開催地に神戸を選んだ背景を述べた。

JAIAはカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の実現に向け、輸入電動車の普及を促すイベントを2021年に東京で開いた。22年には大阪でも催した。JAIAによると会員会社のEVは20年10月時点では10ブランド20モデルだったが、23年6月には16ブランド95モデルと、4倍超に拡大しているという。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月15日掲載