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2023年7月13日

1~6月の国内電動車販売 半期ベースで初めて100万台突破

2023年上期(1~6月)の国内電動車販売台数(乗用車、登録車と軽自動車の合計)がまとまった。実績は100万2054台(前年同期比33・5%増)となり、上期として2年ぶりに増加するとともに、半期ベースで初めて100万台を突破した。電動車比率は48・9%(同5・1㌽増)と、上期として2年連続で伸びた。

全体の4割を占めるハイブリッド車(HV)は前年同期より3割増えた。電気自動車(EV)も比率は2・3%にとどまるが、前年同期よりも1・3㌽増えている。電子部品を多用する電動車は半導体不足などによる影響が大きかったが、下期にかけて登録・届け出が進みそうだ。

電動車販売は乗用車全体(同19・5%増)の伸び率を上回った。このうちHVは、92万9048台(同30・3%増)となり、乗用車に占める構成比は45・4%(同3・7㌽増)だった。プラグインハイブリッド車(PHV)は前年同期に比べ3割伸びた。EVは4万7643台(約2・7倍)だった。前年同期はPHVとほぼ同規模だったが、軽自動車を含む新型EVの増加で販売を伸ばした。

登録車(同41・1%増)、軽自動車(同11・5%増)ともに前年同期の実績を上回った。登録車のうち、燃料電池車(FCV)は同68・2%減で唯一、マイナスだった。

日本自動車販売協会連合会(金子直幹会長)の燃料別販売台数と、全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)通称名別電動車内訳の公表データに基づいてパワートレイン別に販売実績をまとめた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月12日掲載