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2023年7月13日

自工会 女性社員がモビリティ業界の魅力発信、オンラインイベント開催

日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)は8日、大学生と大学院生を対象とした、モビリティ業界の魅力を発信するオンラインイベントを開いた。四輪・二輪車メーカー13社の女性社員が仕事の魅力やワークライフバランスなどについて説明した。最大で366人の学生が視聴した。

テーマは「若手社員を徹底解明。あの会社で何してる?」「先輩の記録、あの〇〇、私が担当しました」「先輩たちが明かす。ワークライフバランス秘話」の3つ。それぞれ入社1年~17年目の技術系、管理系の女性社員が仕事の魅力や携わった製品の開発秘話、仕事と家庭の両立などについて語った。

日産自動車で、入社17年目の松山鮎華さんはこれまでのキャリアを振り返り「時間が限られる中で家庭と仕事を両立するのは難しく、もどかしく思うこともある。今はアシスタントマネージャーの仕事を任され、モチベーションをさらに高めて頑張りたい」と話した。

今回のイベントは学生にモビリティ業界の仕事の理解を深めたり、興味を持ってもらうことが狙い。ヤマハ発動機で入社9年目の大島かほりさんは「モビリティは人やモノの移動で今も未来も長くあり続ける。人々の生活を支える業界として興味を持ってもらえると嬉しい」とメッセージを送った。

自工会はこれまでも、中高生向けに理系女子の仕事を知ってもらうイベントなどを開いてきた。今回、大学や大学院生を対象とすることで、業界に興味を持ってもらい、人材確保にもつなげたい考えだ。中高生向けは従来から展開している「訪問授業」を継続していく。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞7月11日掲載