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2023年7月10日

東京都市大、トナミ運輸など5者 富山で水素エンジントラック実証走行

水素自動車の開発や製造などを手がけるフラットフィールド(平野智一代表取締役、神奈川県厚木市)と東京都市大学、トナミ運輸など5者は、富山県内で水素エンジン仕様に改造した中型トラックの実証走行を実施する。実証走行には、このほか産業ガスなどを扱う北酸(山口昌広社長、富山市)と早稲田大学アカデミックソリューション(三浦暁代表取締役、東京都新宿区)が参画する。トラックは事業用登録を完了して「緑ナンバー」を取得したため、準備が整い次第、運行する。

2021年8月から共同で実施している「既販中型重量車の水素エンジン化事業性検証プロジェクト」の一環で、走行性能などを検証する。

水素燃料で走行できるように改造した日野自動車「レンジャー」を、トナミ運輸の富山支店(富山市)に配置し、富山市と射水市を中心とした荷物配送に活用する。車両総重量は7990㌔㌘。水素搭載量は40㌔㌘(70㍋ パスカル )で、フル充てんでの航続距離は300㌔㍍を想定している。

富山市上冨居にある「水素ステーションとやま」と富山市栗山にある「とやま南水素ステーション」で水素燃料を供給する。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月6日掲載