2023年7月04日
全国ハイヤー・タクシー連合会 総会・理事会、川鍋会長の続投承認
全国ハイヤー・タクシー連合会(川鍋一朗会長)は、都内で「第116回通常総会」および理事会を開催し、2023年度の事業計画などを決定した。任期満了に伴う役員改選も実施し、川鍋会長の続投を全会一致で承認した。
総会の冒頭、川鍋会長は「2つお願いしたいことがある。1つは、この厳しいコロナ禍を生き残った。それは多くの政治家や官僚の皆様の助けを得てである。そして、業界の最大の課題である(乗務員不足によるタクシー車両の)供給力不足を一丸となって打開するために行動する」と、会員各社に協力を求めつつ、国のさらなる支援を要望していくと述べた。
コロナ禍の影響で中止が続いた「秋の事業者大会」については、今年度も開催を見送る。その一方、2024年度に北海道での実施を決定した。
一部ベンチャーなどが試験運行する「ライドシェア」については、2015年以来の「『ライドシェア』と称する白タク行為を断固阻止する決議」を踏襲し、反対の意思を明確に打ち出した。
来賓の国土交通省自動車局の堀内丈太郎局長は「今後も公共交通であるタクシー事業に協力していく。協会としてもより一層の取り組みを期待している」と述べ、タクシー・ハイヤー業界の支援を継続していくとした。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞7月3日掲載