政府「デジタル田園都市実現会議」　自動運転車用レーン、高速道路設置を検討

政府は２日、首相官邸で「デジタル田園都市国家構想実現会議」を開き、今後重点的に検討を進める課題をまとめた。高速道路などへの自動運転車用レーンの設置や、中山間地域を含めたドローン航路の設定などを各地で推進するため、関係省庁で構成する会議を新設。今後の取り組みを盛り込んだ「デジタルライフライン全国総合整備計画」を２０２３年度中に策定する方針も示した。

新たな会議には、経済産業や警察、国土交通などの関係省庁の幹部のほか、有識者らが参加。サービス提供に必要な環境づくりや、自治体を含む官民の役割分担といった点について話し合う。

政府は先行的な取り組みとして、２４年度にも新東名高速道路の一部区間に自動運転車用レーンを設置する方針を明らかにしている。埼玉県秩父エリアでは物流の自動化を目指しドローン航路を設定する。