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2023年6月05日

トヨタと東京電力 EV用電池活用した定置用蓄電池システム開発

トヨタ自動車と東京電力ホールディングスは、電気自動車(EV)用電池を活用した定置用蓄電池システムを開発した。今秋に秋田県の大規模風力発電所で実証を始め、運用の課題や性能を評価する。

トヨタ製EVの車載電池や制御部品と、東電ホールディングスの系統エネルギーマネジメントシステムを組み合わせた。複数の車載電池を連結させることで、出力は1メガワット、容量3メガワット時を確保した。

定置用蓄電池の需要は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴って増える見通しだ。また、電動化の進展によって使用済み車載電池の発生量も増加する。トヨタや東電は、使用済み電池を活用し、定置用蓄電池のコスト抑制や安定供給を図る。

実証は、豊田通商と豊通子会社のユーラスエナジーホールディングスがユーラスの風力発電所「ユーラス田代平ウインドファーム」で実施する。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞6月1日掲載