福井・永平寺町　全国初の自動運転「レベル４」サービス開始

国土交通省と経済産業省は、全国初となる運転者を配置しない「レベル４（特定条件下における完全自動運転）」での自動運転サービスが２１日から福井県永平寺町で始まるとこのほど発表した。運行区間は町道「永平寺参ろーど」のうち約２㌔㍍で、道路上に敷設した電磁誘導線上を時速１２㌔㍍で走る。

運行車両のベース車はヤマハ発動機製の電動カートで、産業技術総合研究所が自動運転機能などを加えた。全国で初めて道路運送車両法に基づき、運転者を必要としないレベル４の認可を中部運輸局から３月末に受けた。道路運送法に基づく、無人のレベル４自動運転による自家用有償旅客運送の登録と、道路交通法に基づくレベル４自動運転の許可も全国初だ。

車両の運行は、同町から委託を受けた第三セクター「まちづくり株式会社ＺＥＮコネクト」（山田秀幸代表取締役、福井県永平寺町）が担う。