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2023年5月12日

富山でパトカー路面電車の運行開始 メッセージで交通安全啓発

路面電車にパトカー風のラッピングを施した「パト電車」の運行が富山市内で始まった。地域住民の交通安全啓発や防犯意識の高揚を目的としたもので、県警などの呼び掛けに応じて、富山県自動車販売店協会(富山自販協、品川祐一郎会長)と富山地方鉄道(富山地鉄、辻川徹社長)、県交通安全協会が協力し、実現した。車体側面には「横断歩道は歩行者優先!」や「思いやり止まって広がる無事故の輪」といったメッセージとともに、富山自販協の協会名なども記載されている。

南富山駅前で開催された出発式には、石井敬千県警本部長や品川会長、辻川社長らが出席し、テープカットなどを行った。石井本部長は「パト電車の活躍で富山のさらなる交通安全確保が実現することを期待します」、品川会長は「これからもさまざまな交通安全の取り組みを推進していきます」とそれぞれあいさつし、より一層の事故防止と交通安全を願った。

出発式には地元の堀川幼稚園の園児らも参加。警察音楽隊がファンファーレで盛り上げ、地元テレビ局など多くの取材陣が詰めかけ注目を集めた。式後は年長児約50人がパト電車に乗り込み、富山駅へと出発した。パト電車は4月から1年間、南富山駅前と富山駅、南富山駅前と富山大学前をつなぐ路線で運行される。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞5月9日掲載