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2023年4月26日

トヨタモビリティ東京 有明にトヨタ・レクサス併設、同じ建物内に2店舗同居

トヨタモビリティ東京(TM東京、佐藤康彦社長)は、東京都江東区にトヨタとレクサスの店舗を併設した全国初の拠点「有明店」「レクサス有明」を新設する。同じ建物内に2つの店舗が同居し、ブランドを越えたサービスの提供により「お客様第一の提案」を実施。また、拠点内でのイベント開催や交流スペースの開設など従来のディーラーの枠を超えたコンセプトにより地域住民の利用を促し、従業員を含め関わる人々が高い満足を得られる施設運営を目指す。

場所は江東区有明のタワーマンションが立ち並ぶエリアで、将来にわたって成長著しい地域特性に合わせて両ブランドの融合が実現した。敷地面積は6604平方㍍、ショールーム面積はトヨタが約310平方㍍、レクサスが約347平方㍍を擁する。また、屋上に100㌔㍗の発電能力の太陽光パネル、店舗内に33・6㌔㍗の蓄電池を設置し、自家発電以外の消費電力も100%カーボンフリー電力を使用する。

同時に電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の普及も推進し、正面駐車場に急速充電器2基、普通充電器2基を設置したほか、地域住民が利用しやすいよう裏手出入口にも急速充電エリアを設けた。

サービス工場は、トヨタ7ストール、レクサス4ストールに加え、2つの検査ラインと門型洗車機を屋内に完備。さらにキーパー技研と提携して「キーパーラボ」のショップインショップを展開し、ボディーコーティングなど地域住民に向けたサービスを提供する。

そのほか今年3月まで同社が近隣施設で開業していたポップアップショップ「アリアケ ミライエ」を店内に移設し、飲食も可能なコミュニティの場として、地域の若年層や子ども連れにもショップの活用を促す。従業員数はトヨタが荒田高広店長ほか25人、レクサスが高橋真琴ゼネラルマネージャーほか20人。グランドオープンは5月13日。

竣工式で佐藤社長は「この活気ある街で、お客さまに支持される商売人として汗をかいていくが、まずは地域の交通安全教室や万が一の防災、お困りごとなどに消防や警察の方と一緒になって安全な街づくりに励んでいく」と抱負を述べた。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月21日掲載