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2023年4月24日

日刊自連載「世の中に広がってほしいグッドパートナーシップ事業」(3)鹿児島トヨタ

鹿児島トヨタ(市坪文夫社長、鹿児島市)は、2022年6月から沖永良部島の知名町と和泊町で超小型電気自動車(EV)「C+pod(シーポッド)」を活用した公用車のシェアリング事業を開始した。トヨタ自動車の会員制カーシェアリングサービス「トヨタシェア」を活用し、平日は町が公用車として、休日は一般会員が利用するという併用モデルで、鹿児島県では初の取り組み。同社は、その事業運営を担当する。

知名町と和泊町は、環境省が実施する脱炭素先行地域の取り組みに「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」で応募し第1回の選定地域となった。離島特有のエネルギー供給の課題や災害脆弱性に対応するため、マイクログリッド(小規模電力網)化とともに、自家消費型太陽光・蓄電池を可能な限り導入しながら脱炭素化を図っている。運輸部門においても、自動車や二輪車のEV化を進めている。

同社は、「沖永良部地域公共交通活性化協議会」が実施する「沖永良部次世代モビリティ創出プロジェクト」の発展的展開に向け、21年3月に和泊町へ、22年3月に知名町へそれぞれ企業版ふるさと納税による寄付を行った。鹿児島銀行も同様の寄付を行う中、沖永良部島スマートシティー事業の具体的な検討が行われ、公用車のEV化とともに、小型EVの普及促進、公用車の管理費削減と効率的な活用に向けてシェアリングサービス事業を立ち上げた。

和泊町役場駐車場、知名町役場駐車場、フローラルホテル駐車場を発着場に4台を配置。「エラブのeクルマ」のラッピングで環境性能をPRしている。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月21日掲載