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2023年3月29日

北部九州自動車産業グリーン先進拠点推進会議 CASE開発に補助金

北部九州自動車産業グリーン先進拠点推進会議(服部誠太郎会長=福岡県知事)は、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)など、自動車産業を取り巻く環境の変化に対応し、「CASE関連技術開発支援補助金」を初めて設けた。福岡県内の自動車関連産業に携わる中小企業を対象に、補助金で新製品開発や新分野参入を支援するのが目的。要件を満たした応募者を審査した上で交付を決定する。

同会議は、「未来に向け成長を続ける自動車産業拠点としての発展を目指す」構想をまとめた。この構想では、「世界に選ばれる電動車開発・生産拠点の形成」「CASEに対応したサプライヤーの集積」「工場や輸送分野における脱炭素化の実現」「先進的なクルマ・モビリティの実証の推進」の4つを目標としている。

こうした取り組みの一環として、県内サプライヤーの競争力を強化するため、補助金を交付することにした。補助金の予算額は2千万円。

補助金の応募対象者は、現在約870に達する同会議の会員であること、県内に事業所を置く自動車産業に携わるか、今後進出する意向のある中小企業、同会議の各種セミナーに参加した実績を持っている(見込みを含む)ことが要件。

補助内容は、CASEに係る新製品開発や新分野参入に向けた必要な設備の導入、試作品の開発費などの経費。対象経費は機械装置費や人件費などで補助率は2分の1。補助上限額は400万円としている。3月7日から募集を開始しており、8月31日午後5時までで締め切る。交付決定額が予算額に達した時点で、募集を終了する。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月23日掲載