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2023年3月03日

自販連会長 カーボンニュートラル「アクションプラン」取りまとめへ

日本自動車販売連合会(自販連)の金子直幹会長(福岡トヨタ社長)は2月27日、定時総会(24日)後の会見でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)実現に向けた自動車販売業界の指針となる「アクションプラン」を3月末までに取りまとめる方針を明らかにした。

日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)会員などの製造業は二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標などを公表しているが、自販連ではこうした数値目標は盛り込まない方向で策定する見通しだ。

アクションプランの具体的な検討項目は、①電動車の普及・促進②充電インフラなどの整備の推進③会員企業の温室効果ガス排出量の把握及び削減④地域社会における脱炭素化への貢献―など。自販連では2021年末にカーボンニュートラル部会を設置。同部会で議論してきた内容も盛り込んでいくとみられる。 

また、23年の販売台数見通しを自販連は明らかにしていないが、金子会長は個人的な見解とした上で、「工場などで大きなトラブルなど想定外のことがない限り、(登録車については)300万台はクリアしたい」と述べた。22年の登録車の販売台数は前年比8・3%減の256万3184台だった。実現すれば、4年ぶりの300万台到達となる。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞2月28日掲載