2023年2月16日
横浜ゴム 国内最大の屋内氷盤旋回試験場、北海道旭川市で公開
横浜ゴムは7日、北海道旭川市の「北海道タイヤテストセンター」内に新たに開設した冬用タイヤ向けの屋内氷盤旋回試験場を報道陣に公開した。新試験場は、凍結路面における冬用タイヤの氷上旋回性能の向上を目的として1月5日に稼働した。延べ床面積は3136平方㍍、氷盤面積は1960平方㍍、試験時に可能な旋回半径は10~22㍍で、氷上旋回性能を測る屋内試験場としては国内最大という。
今回の開設は、「(冬用タイヤ市場で)旋回時の性能も求められている」(清宮眞二取締役執行役員)といったニーズの変化に対応したもの。屋内施設を導入することで天候や気温による影響を避け、試験効率を向上させる狙い。同社は、2018年にも同タイヤテストセンター内に直線の屋内氷盤試験場を開設している。今回の新試験場は既存の施設に隣接しており、同社は施設規模を拡張することで、冬用タイヤの性能向上につなげる方針。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞2月8日掲載