2023年2月02日
大阪府トラック協会 「ごみポイ捨てやめて」看板で呼びかけ
大阪府トラック協会(中川才助会長)は、大阪府と大阪港湾局と共同でトラックドライバーを対象とした「ごみポイ捨て防止の啓発看板」を作成し、大阪市住之江区のトラックターミナル周辺に設置した。看板はA1サイズで60枚。
府は「おおさか海ごみゼロプラン」を策定しており、大阪湾に流入するプラスチックごみの量を2030年に半減する目標を掲げている。環境省の「ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業」として、実施自治体に採択。今回は大阪府トラック協会と連携し、トラックからのごみのポイ捨てをやめるよう働きかけ、海への廃プラスチックの流入削減に結びつける。
1月18日に看板の設置式を行い、デザインのベースとなったイラストを作成した府立水都国際中学校と同高等学校の生徒らとともに看板の意義を確認した。全員で看板の設置作業と設置場所近辺のごみ拾いを行い、周辺の美化にも努めた。
設置式では大阪府環境農林水産部環境管理室環境保全課の奥田孝史課長が「海洋プラスチックごみ問題の解決は、行政だけでなくさまざまな主体との連携や、さまざまな観点からの取り組みが必要。今回のように産官学が連携した取り組みは今後の好事例になる」と話した。
大阪府トラック協会の滝口敬介専務理事は「生徒の皆さん、素敵な絵をありがとう。看板に気づきポイ捨てをやめるきっかけになるよう願う」と感謝を示した。
カテゴリー | 社会貢献 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞1月27日掲載