広島マツダ（松田哲也代表取締役会長兼ＣＥＯ）は、宮島の老舗旅館「厳島いろは」を全面改装しリニューアルオープンした。１００平方㍍を超えるスイートルームを新設し、霊域でも宮島に触れる機会を求める国内外の観光客にアプローチしていく。

厳島いろはは、今回の全面改装で旧「蔵宿いろは」から名称変更した。宮島のフェリー乗り場から厳島神社への中間に立地する老舗旅館。広島マツダへは昨年９月にグループ入りし、いろはに（杉山幸正社長）が運営会社となる。８月から全面改装に着手し、１２月２３日から営業を開始した。

リニューアルでは海外客も見込んだスイートルームを新設し、複数家族の宿泊も可能にした。いままでにない形のレストランも一階に新設した。また、グループが広島市内と沖縄県で手掛けるホテル事業の参考にＩＴ面での強化も図った。

内覧会で松田会長は今回の取り組みが宮島、そして広島の発展につながるとし「グループで全世界に発信していきたい」とした。

日刊自動車新聞1月5日掲載