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2022年12月20日

自動車リサイクル関係団体 大規模展示会「エコプロ」で再生部品アピール

自動車リサイクルの関係団体は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた環境をテーマにした大規模展示会「エコプロ2022」でリサイクル部品をアピールした。コロナ禍のため3年ぶりに参加した団体が多かった。今回は小中学生の来場が多く、各団体では子ども向けの情報発信を強化。関係者らは「自動車リサイクルの認知を広げる絶好のチャンス」とし、積極的にそれぞれの取り組みを紹介していた。

特定非営利活動法人(NPO)の全日本自動車リサイクル事業連合(JARA、髙橋敏理事長)は、子ども向けの冊子を配布するなど、次世代を担う若者へのPRに力を入れていた。NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(小林信夫理事長)は、サイドミラーやヘッドライト、テールランプなど、一般客にも身近なリサイクル部品を展示。ブースに多くの子どもを集めるなど盛況だった。

RUMアライアンス(赤須洋一郎代表理事)は、会員企業による学生などを対象にした工場見学受け入れの活動などを紹介。鳥本俊和事務局長は「会場での情報交換を通じて新たに受け入れを希望する企業があった」と、手応えを述べていた。

一方、自動車リサイクル促進センター(JARC、細田衛士理事長)は、会場で自動車リサイクルの認知度調査を実施。協力者にエコバッグを配布したが、当初用意した分が初日でなくなるなど、関心が着実に高まっている様子を示していた。

また、NGPは会場で募金活動も実施。浄財は9月に発生した大雨被害を受けた静岡県や、過去に産業廃棄物の大規模不法投棄が起こった豊島(香川県)への支援に充てる方針だ。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月16日掲載