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2022年12月15日

自動車公正取引協議会 中古車「支払い総額表示」PR活動開始

自動車公正取引協議会(自動車公取協、倉石誠司会長)は、消費者を対象に中古車の「支払総額」表示に関する会員店PR活動を開始した。2023年10月から中古車の支払総額表示が義務化されることを踏まえてコマーシャル(CM)動画を制作し、自動車公取協のホームページやユーチューブ公式チャンネルで公開するとともに、CM動画の配信を始めた。

アニメ形式で分かりやすく消費者に支払総額で購入するのが安心なことを訴求する。自動車公取協の会員にもCM動画のリンクなどを促進することで、消費者に向けた啓発活動を展開する考えだ。

自動車公取協は、消費者の中古車購入に関して、一部の中古車販売店が展示車両や雑誌、広告に掲載する価格に加えて、高額な保証費用や納車準備費用、不必要な商品の押し売りなど不適切な請求行為行うケースが後を絶たず、問題視している。

この状況に厳正に対処するために、自動車公取協は23年10月から、会員が販売する中古車は諸費用込みの支払総額表示を義務付ける。これを受けて、会員に向けた説明会の開催で理解促進を図っており、消費者に対しても支払総額表示について、CM動画による公取協会員店をPRする活動を展開する。

CM動画は①中古車は「支払増額」で比較して購入するのが安心(30秒)②「納車準備費用」等は支払う必要はありません!(30秒)③中古車の価格は「諸費用」込みの「支払総額」が安心(5秒)―の3種類を制作した。

いずれも、中古車購入は、適正表示で安心な自動車公取協会員店をPRする内容で、トラブルの原因となる高額な保証費用や納車準備費用などの諸費用の支払いが必要ないことを、アニメ形式の動画で伝える。

自動車公取協では、会員店に向けて、自社のホームページとCM動画のリンクを通じて「自動車公取協の会員店としての安心感を消費者に伝えるツールとしても活用してもらいたい」としている。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月6日掲載