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2022年12月15日

自民党の自動車立地議連 国内自動車産業の活性化策を議論

自民党の「自動車立地議員の会」は7日、党本部で2回目の会合を開いた。自動車メーカーなど業界関係者らも出席し、国内自動車産業の活性化策を議論した。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の実現に向け、車両の電動化だけでなく、水素や合成燃料など「燃料の脱炭素化も必要になる」との認識で一致した。

会長に就任予定の甘利明衆議院議員は冒頭、「サプライチェーン(供給網)には従来のコストと性能に加え、供給網自体の健全化が経済安全保障の点で重要になってくる」と語った。この後「電池など戦略物資の安定した供給網の構築」「国内回帰の促進と中小企業の輸出力強化」「合成燃料や水素の実用化、内燃機関など既存インフラの活用」の3つを軸とした政府に対する要望をまとめた。

会合ではこのほか、税制改正要望や今年度の補正予算などを経済産業省の担当者が説明した。出席者からは、部品メーカーの国内回帰を促す補助制度の充実や、欧州に遅れを取らないようなルール作りを求める声が出た。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月8日掲載