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自動車産業インフォメーション

2022年10月25日

マイナンバーカード 東京運輸支局に臨時窓口、申請サポート

国土交通省の東京運輸支局(東京都品川区)で、品川区が整備事業者など向けに個人番号カード(マイナンバーカード)の「出張申請サポート」を実施している。国交省の施設での申請サポートは初めてとなる。自動車整備業の取得率は、日本標準産業分類99業種のうち下位に沈んでいる。一般的に「平日は役所に行けない」という声もあり、整備事業者の来訪機会が多い運輸支局に臨時窓口を設置することで取得を促す考えだ。

政府ではマイナンバーカードを、今年度末までに「ほぼ全国民」に行き渡らせる方針を掲げている。2024年度以降には健康保険証との一本化も公表されている。整備業では、来年1月に始まる「電子車検証・記録等事務委託制度」で用いる記録事務代行アプリを使用する際に、マイナンバーカードが個人を認証するために必要な設備の一つとなっている。

デジタル庁が実施したモニター調査で、自動車整備業は過去4回のうち2回最下位だった。国交省は日本自動車整備振興会連合会(日整連、竹林武一会長)など業界団体を通じて取得を呼びかけており、品川区主催の出張申請サポートもその一環となる。東京運輸支局の全3回の結果を鑑みて、今後の実施の継続を検討する。

残りの日程は11月2、24日を予定し、時間はいずれも午前10時から午後4時まで。申請者の持ち物は2点の本人確認書類と通知カード。顔写真は無料で撮影する。品川区民以外の申請にも対応できる。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月19日掲載