水素バリューチェーン推進協議会（ＪＨ２Ａ）の内山田竹志会長（トヨタ自動車取締役会長）らは８月２９日、西村康稔経済産業相に水素社会実現に向けた政策提言を行った。自動車用途での拡大に加え、保安規制の見直しを進め、早期に水素バリューチェーンの構築を実現するよう求めた。

ＪＨ２Ａの共同会長の岩谷産業の牧野明次会長兼ＣＥＯらも同席した。内山田会長は「安価な水素を海外から輸入し、貯める技術を早期に社会実装すること、商用車における水素活用を進めていくこと、保安規制の改定をスピーディーに行うことの３点をお願いしたい」と要望した。

西村経産相は、水素に供給コストを低減し、新たな需要を創造できるよう支援を進めることで「水素社会において日本が世界をリードしていけるようにしていく」と方針を示した。

日刊自動車新聞8月30日掲載