2022年8月25日
東京ハイヤー・タクシー協会 タクシー誕生110周年イベント開催
東京ハイヤー・タクシー協会(川鍋一朗会長)は「タクシー誕生110周年 タッくん大感謝祭2022」を東京・有楽町駅前で開催した。日本で最初にタクシーメーターを装着した車両が誕生したのは1912年8月5日で、同協会はこの日を「タクシーの日」として毎年各地でイベント等を開催している。
110周年の節目となる今年は有楽町を開催地に選びイベントを実施し、公共の足として活躍するタクシーの社会性などをあらためてアピールした。
有楽町は、1912年に「タクシー自動車」が現在の有楽町マリオンの場所で起業しフォード6台で営業を開始したという〝タクシー創業の地″。こうしたことから、節目のイベント開催地に選ばれた。
会場ではタクシー110周年の歴史を振り返るパネル展示やシートベルト横転体験を実施。さらに、1955年当時に使用されていたトヨペット「クラウン」や現行のトヨタ「ジャパンタクシー」の展示など、タクシーの役割を一層理解してもらえるように工夫を凝らした。ものまね芸人のお笑いステージも用意し、家族連れにも楽しんでもらった。
「タクシーの日」に併せて毎年行われている交通遺児等育成基金への浄財の贈呈式も行われた。
また「ココロを運ぶ一行タクシー 人と街にエール」と題し募集したタクシーのキャッチフレーズ優秀作品の発表も行われた。1万8千件を超える応募作の中から、最優秀作品に橋本京子さん(大阪府)の「毎日が一期一会のおもてなし」が選ばれ川鍋会長から賞状並びに賞金が手渡された。さらに110作品を選出し、それらのキャッチフレーズをラッピングしたタクシー110台を都内で走行させた。
川鍋会長は「輸送サービスも大きく進化を遂げて来た。これからもより良いサービスの提供を心がけお客様に安心して、安全にご利用いただけるよう努力する。また10年後にこうしたイベントが出来れば良い」と抱負を述べた。
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
---|---|
対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞8月15日掲載