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2022年8月22日

日刊自連載「世の中に広がってほしいグッドパートナーシップ事業」(12)ホンダカーズ埼玉

ホンダカーズ埼玉(上山英樹社長、さいたま市中央区)は、子どもたちの安心・安全と自動車への関心を高める活動に取り組んでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で展開が難しくなっている中でも、地域社会とのふれあい活動として重視している。

地域の保育園や幼稚園などに店舗スタッフが訪問し、交通安全教育を実施する「あやとりぃ教室」を2015年から開催している。〝あやとりぃ〟は、ホンダが三重県鈴鹿市の協力のもと開発した子どもたちに「あんぜんを」「やさしく」「ときあかし」「りかいしていただく」ための交通安全教育プログラム。

大型ワークシートに描かれた交通場面のイラストとキャラクターを使い、子どもたちに参加しながら楽しく道路の正しい歩き方などを学んでもらうという内容だ。

これまでの開催回数は延べ105回を超える。21年は、コロナ禍の影響で訪問活動を自粛した代わりに、オリジナルDVDを作成して配布した。

その結果、「映像だと子どもたちが興味を持ち、記憶に残りやすい」「子どもたちが交通安全を知る機会となった」と好評だったという。また、「コロナ禍で対面での開催ができなかったことが悔やまれる」といった期待の声も寄せられており、今後も積極的に推進していく方針だ。

子どもたちに自動車を身近に感じ、楽しさを知ってもらう「キッズ整備士体験会」は、顧客の子どもを対象に地域ごとに開催している。体験会を通じて自動車に興味を感じてもらい、将来の可能性を広げる一つのきっかけにしてほしいという思いを持つ。

体験会では「目をキラキラさせた子どもたちが非常に印象的」であると同時に、顧客である親からも好意的な意見が多い。再開催を望む声や別の工具を使った体験会の実施を望む声もあることから、継続的に取り組んでいく。

カテゴリー 社会貢献
対象者 キッズ・小学生,一般,自動車業界

日刊自動車新聞8月19日掲載