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2022年7月22日

岐阜ダイハツ、福祉車両をカーシェア 老人ホームで実証実験

岐阜ダイハツ(佐藤哲也社長)は、岐阜県岐南町の老人ホームで、福祉車両のカーシェアリングの実証実験に乗り出す。実証実験は同町の社会福祉法人さくらゆき(依田充朗理事長)が運営する老人ホームの駐車場に、カーシェアの利用拠点「ダイハツステーション」を設置し、福祉車両1台を配備。

老人ホームの入居者やその家族らにカーシェアの利用を促し、その可能性などを検証する。実証実験は来年1月末まで行う。同社によるダイハツステーションは岐阜県総合医療センター(岐阜市)に続いて2カ所目。

実証実験では、ダイハツステーションに車いすでも乗車が可能なダイハツの福祉車両「タントスローパー」1台を配車する。これにより、車いすを使う高齢者が家族らと外出できる機会を提供する。また、カーシェアの拠点は主要な駅の周辺や観光地が比較的多いことから、老人ホームに設置することへの可能性も模索する。配備した車両は、トヨタ自動車のカーシェアリングシステム「トヨタシェア」に登録すれば、誰でも利用できる。

11日にさくらゆきが運営する老人ホーム・さくらの舞(岐阜県岐南町)でオープニングセレモニーを行った。セレモニーでは、佐藤社長が依田理事長にダイハツステーション設置契約のボードを手渡した。

佐藤社長は「カーシェアのステーションは岐阜県総合医療センターに続いて2カ所目。持続的にやっていける形にするためにも、今回の取り組みをしっかり進めないといけない」と話した。

カテゴリー 社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月19日掲載