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2022年5月19日

国交省 自動車整備人材確保へWG設置、6月に初会合

国土交通省は13日、自動車整備人材の確保・育成を検討する新たなワーキンググループ(WG)を設置すると発表した。整備士を志す若者の減少や自動車整備に必要な知識・技術の高度化を踏まえて、整備人材の確保・育成に関する課題を整理。自動車大学校・整備専門学校の入学者数や復職者の増加策など、短期・中長期に実施するべき取り組みを検討する。第1回WGは6月頃に開催し、今年度内に検討結果を取りまとめる予定だ。

WGの名称は「自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WG」。委員は有識者や業界関係者で構成する。同WGでは、「自動車整備業に必要な人材の確保」と「自動車整備士などの能力向上」についての検討をメインに行う。

想定する検討内容について、人材確保に関する検討では未経験者の採用や外国人の採用に関する検討も行う。また、職場の定着率向上に向けた課題の整理と効果的な対策などを議論する。整備士の能力向上に関しては、自動車整備大学校・整備専門学校の卒業生や復職者だけでなく、現役整備士の能力向上策も検討する。

関係者ごとに担うべき役割と取り組み内容を明確にし、業界全体で計画的・効果的な取り組みを推進する。同WGは自動車整備事業者や整備士のあり方を議論する「自動車整備技術の高度化検討会」の元に設置した。今年度内に数回開催して検討結果を取りまとめた後、2023年度以降に各施策の実施と、その効果把握や改善策の検討を行う。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞5月16日掲載