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2022年4月21日

環境省 20年度の温室効果ガス総排出量、統計開始以降最少に

環境省は15日、2020年度の国内における温室効果ガスの総排出量(確報値)が、二酸化炭素(CO2)換算で前年度比5・1%減の11億5千万㌧となり、1990年度の統計開始以降で最少になったと公表した。コロナ禍による経済活動の停滞や人の移動の減少で、工場や自動車から排出されるCO2が前年度から1割近く減少した。

総排出量は、3年連続で最少を更新した。13年度比では18・4%減となった。このうち、電気・熱配分後の排出量で、「産業部門」は同8・1%の3億5600万㌧、「運輸部門」は同10・2%減の1億8500万㌧となった。新型コロナウイルスの影響で製造業の生産量が減少したことや、旅客輸送量が少なくなったことが要因とみられる。

一方、「家庭部門」は同4・5%増の1億6600万㌧となった。コロナ禍の影響で在宅時間が増え、電力などのエネルギー消費量が増えた。

カテゴリー 社会貢献
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月18日掲載