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2022年3月29日

日弁連交通事故相談センター 電話相談4月から通話無料に

日弁連交通事故相談センター(荒中理事長、東京都千代田区)は23日、弁護士による通話料無料の電話相談やインターネットによる面談相談の予約など3つの新たな取り組みを4月1日から開始すると発表した。交通事故被害者やその関係者らが従来以上に相談しやすい体制を整え、さらなる被害者救済につなげていく。

土・日曜日、祝日を除く毎日、午前10時から午後4時半まで通話料無料(電話0120―0783―25)の電話相談に変更する。現在は同時間帯で通話料は相談者負担となっている。相談料は無料で、回数は無制限。1回の相談時間は約10分で、交通事故関連の研修を受けた弁護士が、損害賠償に関する簡単な助言を直接行う。

水曜日(祝日と第5週は除く)は、電話相談の時間を午後7時まで延長する。仕事などの理由で日中は電話相談が難しい交通事故被害者や関係者らの要望に応える。

同センターのホームページから、弁護士による相談面接を予約できるシステム運用も開始する。1回につき30分間、5回まで無料で相談面接を受けることができる。まずは約85カ所の相談所で始め、将来的には全国156カ所全ての相談所で対応したい考え。

同センターは、日本弁護士連合会の外郭団体として1967年に設立。2012年に公益財団法人の認定を受けた。電話相談や面接相談のほかにも、弁護士が被害者と加害者の保険会社などとの間に入り、示談の協議を取り持つことも無料で行っている。19年度の相談実施件数は3万7960件だったが、それ以降はコロナ禍で相談所や相談面接などの一時休業を余儀なくされた。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞3月25日掲載