いすゞ自動車と西日本鉄道、三菱商事、福岡国際空港の4社は、福岡空港の国内線と国際線の旅客ターミナル間の連絡バス走行道路内における大型バスの自動運転の共同実証実験を開始したことを受け、10日に地元メディア向けの試乗会を開いた。

西日本鉄道自動車事業本部技術部の山口哲生部長は「自動運転は課題であるドライバー不足の解決の糸口。4社で協力して将来的にはレベル4を目指したい」と述べた。いすゞ自動車ASシステム開発部の矢澤康宏部長は「確実に技術を作り込んでいく。このメンバーでステップを踏みながら取り組みたい」と話した。

4社による実証実験は8日にスタートし、自動運転「レベル2」(部分運転自動化)のみで実験を重ね、4月8日まで実施する。将来的には「レベル4」(高度運転自動化)の実現を目標としている。