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2022年3月14日

会宝産業、金沢工大生とコラボ リサイクル業学ぶカードゲーム作製

会宝産業(近藤高行社長)は、自動車リサイクル業について学ぶオリジナルのカードゲームの製作に乗り出す。同社の社内プロジェクトチームが昨年、金沢工業大学の学生が起業した企業とコラボレーションし、ゲームの開発に向けた成果を具体化する。

自動車産業における「後始末」をテーマに、ゲーム感覚で楽しく学ぶとともに、同社の取り組みについて理解を深めることなどが狙い。カードゲームは夏頃の発売を目指す。

同社の全社横断型のプロジェクトチームが昨年、仕事などをゲーム感覚で能動的に行う仕組みにするゲーミフィケーションの研修を実施。金沢工大の学生が起業したLODU(島田高行社長、石川県野々市市)、会宝産業の役員と若手社員が企画を立案し、カードゲームのプロトタイプを作成した。

プロトタイプは世界にリユース部品を届ける「コンテナ(KONTENA)」や中古車オークションをテーマにした「Artistic Treasure(アーティスティックトレジャー)」、世界の諸問題を解決する「Re-Tarai(りたらい)」など5点。最も会宝産業らしいプロトタイプを製品化する方針。

カードゲームの製作を通じて新たな発想を生み出し、新規事業へとつなげる狙いもある。近藤社長は研修を振り返り「メーカーの生みの苦しみを少しでも体感できた」と話した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞3月11日掲載